【選択可能】【選抜】アンスリウム Anthurium (magnificum × ‘Black Velvet’) × crystallinum × ‘Michelle’ F3

 「アンスリウム（マグニフィカム × ‘ブラックベルベット’）× クリスタリナム × ‘ミシェル’ F3」という複雑な交配式からその親株の特性を組み合わせた非常に魅力的でユニークな特徴を持つ品種になると予想されます

この品種のルーツとなる親株の特徴

アンスリウム マグニフィカム (Anthurium magnificum)
　コロンビア原産の原種で非常に大きな葉が特徴です。成熟した葉は60～90cmにも達することがあります。
　葉は厚くしっかりとした質感で太くはっきりとした白い葉脈が魅力です。
　葉柄の断面が四角形である点が他の品種との識別のポイントとされています。

 アンスリウム ‘ブラックベルベット’ (Anthurium 'Black Velvet')
「ブラックベルベット」は一般的には深い緑色から黒みがかったベルベットのような質感の葉が特徴です。
　　光沢があり葉脈が際立つことが多く非常にエレガントな雰囲気を持っています。

アンスリウム クリスタリナム (Anthurium crystallinum)
　「クリスタル」という名前の通り、クリスタルのように輝くシルバーの葉脈が特徴的な原種です。
　葉は濃い緑色で先端が尖ったハート形をしておりベルベットのような高級感のある質感を持っています。
　個体によって葉の色に濃い緑色と黄緑色の複色が見られることもあります。

アンスリウム ‘ミシェル’ (Anthurium 'Michelle')
　Docblock氏によって作出された非常に人気のある交配種で、2022年のTPIE（Tropical Plant International Expo）で「Best New Flowering Plant」を受賞しています。
　濃緑色のベルベットのような質感の大きな心臓形の葉に、鮮やかで美しい赤い葉脈が特徴です。
　新葉は紫からバーガンディの色合いで展開し成熟するにつれて濃い緑色と白いはっきりとした葉脈へと変化します。葉の裏側も色合いが変化する点が特徴的です。

アンスリウム（マグニフィカム × ‘ブラックベルベット’）× クリスタリナム × ‘ミシェル’ F3の予想される特徴

　これらの親株の特性を踏まえると、この複雑なF3交配種は以下のような特徴が出る可能性が高くなる予想です。
　マグニフィカムの血を引くため、非常に大きく立派な葉に育つ可能性があります。
　 ‘ブラックベルベット’や‘ミシェル’の要素から深い、あるいは黒みがかったベルベット質の葉に、鮮やかな白い葉脈や赤みを帯びた葉脈が美しく浮かび上がるでしょう。特に、クリスタリナムの輝く葉脈も受け継がれていると予想されます。

新葉の展開時には‘ミシェル’に見られるような紫やバーガンディがかった美しい色合いが見られるかもしれません。

　親株の多くがベルベットのような質感を持つため、この交配種も非常に上質で光沢のあるベルベット質の葉を持つ可能性が高いです。

　マグニフィカムやクリスタリナムのハート形に近い葉の形状と、それぞれの親から受け継いだ独特のバランスの取れた葉形が期待されます。
　F3世代はさらに複雑な遺伝子の組み合わせによって、親株の持つ多様な形質がランダムに現れる可能性があり、個体ごとに異なる魅力的なバリエーションが生まれることが期待されます。そのため、同じ交配式から生まれた株でも、それぞれが唯一無二の表情を見せるでしょう。

非常に希少な品種になり手に入れる機会は少なく、大変貴重な機会になります

• 学名/英名：Anthurium (magnificum × ‘Black Velvet’) × crystallinum × ‘Michelle’ F3

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